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王道古典振袖を選ぶポイントは? 古典振袖&総絞り振袖の人気の訳
古典振袖は、その名の通り、古典的なデザインの振袖で、歴史を感じさせる柄や色合いが特徴です。
ここでは、その美しさや個性について、また若者たちが古典振袖を選ぶ理由や基準は多岐にわたります。
以下では、若者が古典振袖を選ぶ動機や重要性についていくつかのポイントを解説します。
目次
日本の伝統と文化へのリスペクト
古典振袖を選ぶことで、若者たちは日本の伝統や文化を尊重し、受け継ぐことができます。
日本の美しさや精神性を体現する古典振袖は、成人式という特別な日に相応しい装いとなります。
また、古典振袖は格式が高く、成人式では、その華やかさと格式が一層際立ち、周囲の視線を引きつけます。
古典の中でも総絞り振袖は、繊細かつ美しいデザインが特徴で多くの若者たちに魅力を感じさせ、ファッションに敏感な若者たちにとっては総絞りは大きな魅力の振袖です。
【そもそも古典柄ってどのような形で日本にやってきたのか?】
日本の歴史や文化、自然の中から生まれたとよく聞きますが、その中には外国から影響を受けたものも存在します。
①外国からの影響
外国との交流を通じて、新しい技法やデザインが取り入れられました。特に、中国からの影響は大きく、唐草模様などは中国の文様を起源とします。
②江戸時代の発展
江戸時代になると、都市文化が発展し、庶民の生活の中で新しい柄やデザインが生まれました。浮世絵もこの時期に発展し、その美しいデザインが染物や刺繍に取り入れられました。
③神話の影響
日本の神話や宗教など、伝説も古典柄の形成に大きく影響。例えば、鶴や亀は長寿の象徴とされ、これらの動物を題材にした柄も多く存在していますね。
これらの影響を受けつつ、日本独自の美意識や感性、技法が加わり、独特で多様な古典柄が形成されてきたと言われています。
古典柄は、その美しさと深みから、時代を超えて多くの人々に愛されています。
若者が古典振袖を選ぶ際の基準
①個性とオリジナリティの表現
現代のデザインとは一線を画す、独特の美しさや趣があり、オリジナリティを重視する若者たちにとって魅力的です。
古典振袖は花鳥風月や歌舞伎、浮世絵など多岐にわたるテーマを描き出します。繊細で緻密な柄は、見る人を魅了し、特別な日に華を添えます。
②洗礼されたデザイン性
話題に上がった「総絞り振袖」
絞り振袖の繊細かつ洗練されたデザインは、シンプルでありながらも上品で、多くの若者たちに魅力を感じさせます。
実際に、当店へご来店頂いているお客様からも「古典総絞り振袖」を探し求められる方も多くいらっしゃいます。
総絞り振袖で、ブーツと合わせる総絞り振袖の令和コーデもおススメです。
総絞り振袖とは?
絞り技法は、日本の伝統的な染め技法の一つであり、布に結び目を作って染料を染み込ませないようにし、柄やデザインを作り出す技法です。
他の染め技法では表現しきれない美しさと深みを生み出します。若者たちもその独自性に引かれ、絞り振袖を選ぶ傾向があるようです。
また、古典振袖・総絞り振袖は ”家族とのつながり” も深められ、
代々受け継がれてきたお母様のお振袖「ママ振り」で当日を迎えられる方も多くみられます。
母や祖母から受け継がれ、家族の歴史や物語を感じながら晴れの日を迎える。
これは、家族とのつながりを深め、感謝の気持ちを表現する一助にもなりますね。
ママ振袖に古典柄が多い訳
☑古典柄の特徴
普遍的な美しさ: 古典柄は、日本の伝統や文化が反映されており、時代を超えて美しいとされています。そのため、老若男女問わず人気があります。
古典柄の多くは、花柄(菊・ボタン・椿など) 鳥(鶴・鳳凰など) その他にも松竹梅、長寿を意味する亀などが有名ですね。
代々受け継がれてきた代表的な柄、その意味を簡単にお教え致します
- 亀甲(きっこう)
- 古くからの幸運を招くとされる模様。縁起物として親しまれています。
- 菊(きく)
- 日本の国花としても知られ、長寿や幸福を象徴する柄。
- 松(まつ)
- 長寿と繁栄を象徴する、縁起の良い柄。
- 梅(うめ)
- 寒さの中で咲く梅は、耐え忍ぶ心や新しい始まりを意味しています。
- 竹(たけ)
- 成長が早く、しなやかで強いという特性から、繁栄や強運を象徴する柄。
- 扇(おうぎ)
- 上に向かって広がる形状から、成長や繁栄を意味しています。
- 鶴(つる)
- 1000年生きるという伝説から、長寿や幸福を象徴する柄。
- 浮き世絵
- 歴史的な風景や人々の生活を描いた作品がデザインされることも。
- 波(なみ)
- 永遠の繁栄や変わらない愛を象徴する柄。
- 丸に交差する線(縞)
- 縦の線は人の成長、横の線は人と人との繋がりを象徴する。
- 宝尽くし
- 様々な縁起物が一度に描かれた柄で、幸運を願うもの。
これらの柄は、日本の自然や歴史、風俗を元にしており、振袖を通じて受け継がれてきた日本の伝統的な美意識を感じることができますね。
自分に似合う古典振袖の選び方
古典振袖を探しているけど、自分にどんな古典柄の振袖が似合うか分からない…
という声を当店でもたくさん伺います。
そんな方はフェスティーボに直接ご来店頂き、コーディネーターのもと、一緒に似合う古典柄の振袖を探していきましょう
ここではフェスティーボからのちょっとしたアドバイスを、教えちゃいます!!
①145㎝~155㎝までの小柄な方
●小柄で細かいデザインのものを選ぶと、全体のバランスが取りやすい
●足元は草履だけの選択ではなく、ブーツなど高さがあるものを取り入れる
●「縦のラインを強調」縦模様は、視覚的に身長があるように見え、すらりとした印象を与えます。
流れる水のような花柄や、竹や松のように自然界で縦に伸びる植物をモチーフにした柄などは、縦のラインを強調する効果があります。
①155㎝~170㎝までの大柄な方
●「色選び」黒や濃紺、濃緑など深みのある色や暗めの色は、全体をすっきりと見せる効果があります。
●大柄の方が、全体のバランスを整えますが、柄が密集していると逆に大きく見えがちですが、小物などでバランスを整えるとgoodですね!
●大柄な方は、特に身丈や裄(ゆき)の長さが適切な振袖を選ぶ必要があります。フェスティーボにてコーディネーターが実際に
目で見て判断致しますので、心配な方はご相談くださいね。
前撮りで古典柄をより引き立てるために 押さえたいポイント集
①古典振袖が映える為に、和風の建物や日本庭園、神社などのロケーション撮影も選択の一つ。
フェスティーボではロケ撮影ご希望の方へのプランもご準備しております。カメラマン・美容スタッフ・そして私たちスタッフが同行致します。
また、当日までご心配な方は事前に打ち合わせを行い、ロケーションや構図、ライティングについてご相談下さい。
いくつか写真を添えますのでご覧ください↓
②小物類:アクセサリーや小物は古典柄を引き立てるために、シンプルで上品な物・もしくわ付けないのも最適です。
まとめ
古典振袖は、その美しさや格式、日本の伝統や文化を感じることができるため、多くの若者たちに選ばれています。
自分に合った一着を選び、二十歳という大切な日に、家族や友人と共に過ごすことで、一生の思い出となるでしょう。
また、総絞り振袖技法への興味は、若者たちが日本の伝統や文化・職人の技そして芸術性を理解し、尊敬しするための重要な手段となります。
この技法を通じて、若者たちは自身のアイディアを生み出し、日本の文化の未来を変える存在となり得るかもしれません。
フェスティーボには、王道古典柄・総絞り振袖はもちろん、流行のくすみカラー・Vintage・粋・レトロなどたくさんの振袖をご準備しております。
皆さまのご来店をお待ちしてます。
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